音楽サブスクを調べていたり、無料で利用していたりすると、このような文章を見たことはありませんか?
「有料会員ならオフライン再生が可能!」
「ポッドキャストも充実しています!」
「ハイレゾ対応楽曲多数!」
なんだかわけのわからないカタカナ言葉が多い!!!
今更聞けない、音楽サブスクでよく聞く「○○って何?」というような単語を紹介していきます。
目次
ストリーミング(ストリーミング再生)
ストリーミングとは、インターネットを通じて音楽などのデータを再生することを言います。
映像系のサブスクでもストリーミングはよく聞くなぁ。
昔は今ほどインターネットの環境が整っていなかったので、音楽を聴くためにはCDや音楽配信サイトからその楽曲データをダウンロードして聴くことが主流でした。
ですが今は携帯電話も5Gに繋がる時代。
スマホのような小さな端末でも、テレビのようにデータを少しずつ受信しながら再生することができるようになり、事前に楽曲をダウンロードする必要もないので、スマホの容量を気にせずにたくさんの音楽が聴けるようになりました。
ただそうなると、今度気になってくるのは通信量。
えっ旅行先で音楽聴きまくってたら、もう1GBも使っちゃってる!!!
「データを少しずつ受信しながら」という性質上、スマホの場合はWi-fiなどに接続されていない場合は、当然契約している携帯電話会社のインターネット回線(4Gや5G)を使用することになります。
インターネットに全く接続されてない場合には、再生すらできません。
ただ、音質が良ければ良いほど再生するのに必要な通信量も増えるので、毎月の通信量が決められてる人は気にしつつ音楽を聴かなきゃいけませんね…。
そんなの気にせずに音楽を聴きたい!!!という人のためにあるのが「オフライン再生」です。
オフライン再生
オフライン再生とは、あらかじめ端末に音楽をダウンロードしておくことで、インターネット接続していない環境でも音楽を再生することが出来る機能のことです。
昔は音楽を聴くためにCDやサイトからデータをダウンロードして聴いていましたが、それとまったく同じことです。
インターネットが繋がっている状態(オンライン)じゃなくても再生ができるので、オフライン再生と言います。
あらかじめダウンロードしてるから、ストリーミング再生と違って通信量を気にしなくていい!
ストリーミング再生では、曲をダウンロードしない代わりに通信量を使って再生を行っていましたが、オフライン再生はダウンロードをしておく代わりに通信量を使わずに再生を行うのです。
もちろんその分音楽アプリの容量が増えるわけですが、聴かなくなったら削除するだけ。
また聴きたくなったら今度は別にダウンロードせずとも、ストリーミング再生でもいいわけです。
基本的にこのオフライン再生は有料プランで使える機能の1つであることが多いので、無料で使えるフリープランではこの機能はほぼないに等しいです。
オンデマンド再生
オフライン再生と同じく、有料プランで使える機能として「オンデマンド再生」というものがあります。
発売順で聴きたいから順番にプレイリストに入れたのに、シャッフルされて違う順番で再生されてしまう!
サビから再生したかったのに、再生箇所のバーが動かなくて好きな箇所だけ聴けない!!
無料で使えるフリープランでありがちなのがこの2つ。
これらはバグではなく、「オンデマンド再生ができない」という仕様です。
オンデマンド再生というのは、好きな時に好きな曲を好きな曲順で再生することです。
無料プランでは好きな時に好きな曲を聴くことが出来ないけど、有料プランにすれば好きな時に好きな曲が聴けるよということを売りにしているのです。
Amazonのプライム会員ならAmazon musicアプリで一部オンデマンド再生が可能
無料ではありませんが、Amazonのプライム会員が使える、Amazon music prime(アマゾン ミュージック プライム)であれば、一部オンデマンド再生が可能です。
Amazon Musicモバイルアプリ限定の機能ですが、最大50曲まで入れられるプレイリスト2つがオンデマンド再生、オフライン再生、スキップも無制限で利用できるようになりました。
- プレイリストの中に最低15曲入っていることが条件
- プレイリストは複数作成できるが、オンデマンド再生を可能にするプレイリストは最大2つまで
- どのプレイリストをオンデマンド再生の対象にするかは、1日10回まで変更可能
上記のようなルールがありますが、ミュージックプライムはプライム会員の方であれば追加料金なしで利用できるサービスなので、プライム会員の方は一度利用してみてほしいです。
またミュージックプライム側で作成された特集プレイリストや、おすすめのプレイリストも「曲を選んで再生できる」という表示があればオンデマンド再生ができます。
高音質で全曲オンデマンド再生したい場合は「Amazon Music Unlimited」がおすすめ
Amazon music primeで聴くことのできる音楽は、実はCDの音質よりも劣っています。
CDと同等・CDより高音質で聴きたい方はAmazon Music Unlimited(アマゾン ミュージック アンリミテッド)がおすすめです。
プライムでは最大2つまでですが、アンリミテッドでは全てのプレイリストがオンデマンド再生できるようにもなります。
バックグラウンド再生
バックグラウンド再生も有料プランで利用できるようになる機能の1つとして、よく耳にします。
バックグラウンド再生とは、別のアプリを開いて操作したり、画面をオフにしてスリープ状態にしていてもずっと音楽を再生し続ける機能です。
これで好きな音楽を聴きながら、SNSを見ることが出来る!!
ただし注意しなければいけないのが、バッテリーです。
バックグラウンド、つまり裏で音楽アプリは常に動き続けている状態になります。
音楽をバックグラウンド再生しながらSNSを見る場合、音楽アプリとSNSのアプリが同時に稼働している状態なわけです。
そうするとその分端末側の処理も大変になるので、電池の減りが普段より早くなってしまいます。
もし電池の持ちが気になる方は、なるべくWi-Fi環境で聴く・画面を消灯した状態で効くように心がけたり、使ってないアプリは閉じたおいたり、端末自体の設定を省電力モードにしたりすることで、ある程度改善することが出来ます。
無料でバックグラウンド再生が使えるサブスクもある
有料機能なことが多いと紹介しましたが、Spotify(スポティファイ)は無料プランでもこの機能が使えます。
Spotifyは音楽配信サービスの中では珍しく、フルサイズの曲を無料でバックグランド再生できるサービスです。
無料プランだと広告が入ったり、シャッフル再生でスキップ回数の制限もありますが、バックグランド再生を無料で利用したいのであればSpotifyを一度利用してみるのが良いかと思います。
ポッドキャスト
好きなタレントのポッドキャスト配信が決定したんだけど、ポッドキャストってなんだろう?
ポッドキャストとはインターネット上で配信する音声配信のことです。
インターネットラジオやWeb番組といった言葉と意味的にはほぼ同じです。
元々はメディアプレーヤーの「iPod(アイポッド)」と放送を意味する「broadcast(ブロードキャスト)」を合わせた造語でした。
ポッドキャストは音楽サブスクのサービスにてよく配信されますが、視聴自体は無料で出来る場合が多く、会員登録は必要だったりしますが有料会員にならなくても楽しむことが出来ます。
ロスレス・ハイレゾ
ハイレゾは聞いたことあるかも!すごく音質が良いやつだよね?
ロスレスも高音質なんだっけ?違いって何なんだろう??
ロスレスはデジタルデータの圧縮方式の一つで、元のデータの情報を一切損なわずにファイルサイズを小さくする技術のことです。
ハイレゾは「High-Resolution Audio」の略で、高解像度オーディオという意味です。
CDよりも高音質で、より原音に近い音楽を楽しめるのが特徴です。
ここで覚えておきたいのが、ハイレゾは音質の高さに関する基準であり、ロスレスはあくまでデータの圧縮方式であること。
ハイレゾ音源を保存する際、その音質を保つためにロスレスで保存されることが多いですが、必ずしも全てのハイレゾ音源がロスレスで圧縮されているわけではありません。
なので特に音質にこだわりのある方は「ロスレス圧縮されたハイレゾ音源」が高音質で音楽を楽しめるのでおすすめです。
とにかく高音質を求めるなら、Amazon Music Unlimitedがおすすめ
Amazon Music Unlimited(アマゾン ミュージック アンリミテッド)は1億曲以上の楽曲がロスレス、そのうちの700万曲以上がハイレゾ音源で楽しめるサブスクです。
プライム会員の方は、通常の月額料金から100円安く利用することが出来ます。
Apple製品を多くお使いならApple musicもおすすめ
iPhoneやiPadなどApple製品をお使いなら、Apple Music(アップルミュージック)もおすすめです。
こちらも1億曲以上の楽曲がロスレス音源で楽しむことができます。
またApple musicを含む、Appleの4つのサブスクを使える「Apple One(アップルワン)」というサービスもあるので、Apple musicを利用したいのであればこちらの加入もおすすめです。
高音質を楽しむには環境も大事!
せっかく高音質で聴ける音楽サブスクを利用していても、使用しているイヤホンや通信環境によっては音質が落ちていまいます…。
参考としてAmazon Music Unlimitedでは以下が推奨環境として提示されています。
・通信環境(1.5Mbps以上)
・16bit/44.1kHz以上に対応しているデバイス
・20kHz(ULTRA HDの場合は40kHz)以上に対応しているヘッドフォンやスピーカー
Amazon Music Unlimited・Apple Musicともにですが、高音質を最大限に楽しむためには有線イヤホン・ヘッドフォンがおすすめです。
Bluetooth接続はロスレスには対応してなくて、再生はできるけど音質が下がっちゃうみたい…。
また、音質がいい分オフライン時の容量や通信料が大きくなりがちなので、スマホなどで楽しむ場合はその点に注意してくださいね。